Diary

July, 2003

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29th July, Tuesday 
Exhibit Them!

写真学校で、選んで銀塩プリントに現像したデジカメ写真を、いよいよ展示のために額装をおこなう。予め注文してあったマットに写真を貼り付け、それをパネルの中に入れてゆく作業だ。パネルに収まり、きれいに額装された写真は、いかにも"作品"です、という感じで急に偉そうに見えるから不思議なものだ。こういうのも「馬子にも衣装」と言うのだろうか。いずれにせよ、スクールの壁面にずらりと並べられた13枚のパネルに、まずはひと満足。いかにこじんまりとしたものとはいえ、自分の写真を、初めて"展示"したんだ! この喜びは、想像していた以上に大きかった。「観てもらう」ことの喜びって、けっこうヤミツキになるかも。

今回、初めてデジカメの画像をDPE屋さんで銀塩プリントに現像してもらったのだけど、正直言って、これだけきれいで鮮明な仕上がりになるとは思わなかった。自宅のプリンターでプリントアウトというのもいいが、これからは、「ここぞ」というときには銀塩プリントにするのもいいかも、と改めてその良さを認識したのでした。(よっち)

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27th July, Sunday 
Photo Session

久しぶりに晴れて気持ちのいい週末。こんないい天気なんだから、いい加減梅雨が明けて欲しいものだ。やれやれ

今日は浅草で写真学校の撮影会がある。浅草へ来るのは何年ぶりだろうか。改めて仲見世通りとかを歩いてみると、前にももちろん来ているはずなのにすごく新鮮な感じがしてしまう。きっとこれほどベタな「観光」を押し出してくるような場所が、都内ではここくらいしかないからかもしれない。そういう意味では貴重な(?)"観光"スポットです(笑)。

それにしても(日曜日なせいか)すごい人出である。そういえば昨日は隅田川花火大会だったはずだから、この辺はさらに人ごみで溢れかえっていたに違いない。フィルムカメラとデジタルカメラの両方を使って、たくさん撮影した。普段は一般に非公開の伝法院の庭園も入れてもらえて、ここでもずいぶん撮影する。ここの池には貪欲な鯉と亀がたくさんいました(笑)。適当に切り上げて、伝法院通り近くの、青空屋台の一杯飲み屋で軽くひっかけたのであった。生ビールが美味い日でした。(よっち)

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22nd July, Tuesday 
New "Unicorn" Fellows

母親がイギリス旅行のお土産にと、ユニコーンの絵柄が入ったテーブルランナーをくれた。パリにある有名な"Lady with the Unicorn"というタペストリーからモチーフをとったものだ。ノルウェー旅行の行き帰りに、機内でユニコーンの人形を二つも買ってしまった直後なので、我が家にまた一気にユニコーンの仲間が増えたことになる。ユニコーンならばいくつ増えても歓迎だ。(よっち)

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21st July, Monday 
Exellent Interior Tools

渋谷に行ったついでに、東急ハンズでダクトシステム用のスポットライトを二つ購入した。以前、ヤマギワの家庭用ダクトシステムを買ってあったので、それに合うスポットライトを探していたのだが、ちょっと意外にも、手頃でいいのが東急ハンズで見つかったのであった。灯台もと暗しということか。

家へ帰ってから、さっそくダクトシステムとスポットライトをリヴィングの天井に設置した。実に簡単に設置できた。間接照明がいい感じに入るようになって、我が家のカフェ風インテリアもさらに強力になりました(笑)。後々スポットの数を増やして、写真をプリントアウトして飾って、それをスポットで照らしてみよう、とかいろいろ構想がふくらんできて嬉しい。(よっち)

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20th July, Sunday 
Good Nero d'Avola

3連休だが、ノルウェーから帰ってきたばかりなので休養日、特に出かける予定は入れていない。おまけに梅雨がなかなか明けず、この週末もなんだかぐずぐずとはっきりしない。出かける気がますます失せるというものだ。だからこの日も、ちょっと散歩に出ただけ。その代わり夕食は豪華に(?)イタリアンディナーとしゃれ込んだ。以前買っておいた(6月14日の項"参照)Nero d'Avola"を開ける。このシチリアワインは、手軽な値段の割には酸味がなくしっかりとした味わいで、ちこちゃんとよっちの大のお気に入りである。

今週あたまから(7月15日の項参照)懸案になっている展示用写真の選定だが、結局頭でいろいろ考えてもダメだと思い、20枚ぐらい粗選びしたものを全部、ウチのプリンターでL判くらいの大きさでプリントアウトし(こういう時デジカメ画像って本当に便利!)、実際に並べて、見た目で感覚的に構成を決めることにした。こうすれば取捨選択も自ずと決まるだろう。それでもいろいろ試した末に、これ以上は削れない12枚を選び出した。このほかに料理の写真ばかり8枚をひとつのパネルの中に並べたものを加えて、全部で13枚のパネルを使用することにしたが、かなり贅沢な構成かも!? ともあれ、ようやく決まったー。(よっち)

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15th July, Tuesday 
You Have to Choose

ノルウェー旅行で撮影した600枚以上のデジカメ写真を写真学校で見てもらい、講評をいただいた。この写真の中からいくつか選んでスクールに展示することになる。こんなたくさんの中から十数枚に絞りこむのか〜と少しくらくらするが、よっち自身が前に"BooK"で書いたように、写真を"選ぶ"というのも、とても大切な作業なのである。でも実際選ぶ段になると、それぞれに思い入れがある上に、どんなコンセプトで選ぶのかを明確に定めないと本当に難しい。(コンセプトに縛られすぎてもつらくなるし)今後1週間以上の間、悩むことになりそうだ……。(よっち)

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13th July, Sunday 
Back in Humid Japan

と、いうわけでノルウェーから帰国した。昨年英国から帰ったときは、ものすごい湿気べたべたの暑さにやられて夏じゅう使い物にならなかったので、今年も覚悟していたのだが、意外に気温が低くて、まだ助かった〜という気分(というか、まだ梅雨が明けていないじゃないか!)。それでも、げんなりするには充分の湿度の高さでした。

ようやく5、6年前くらいから日本人も湿度に注目するようになったけど、英国で1年間暮らした経験を持つよっちは、十数年以上も前から「日本の夏の不快な暑さは、気温よりもむしろ高湿度のせいだ」と気づいていた。ヨーロッパの中でも比較的高湿度の英国でさえ、日本に比べればはるかに低い。毎年ヨーロッパ旅行から帰るたびに、身をもってそのことを実感させられる。あ〜あ、英国かイタリアに永住したいなあ。ノルウェーでもいいぞ。(よっち)

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10th July, Thursday 
Salty, Salty "Bacalao"

ノルウェーの郷土料理"Bacalao"にはご注意! タラの塩漬けの干物を、トマトスープで煮込んだものなのだけれど、その塩辛さたるや半端じゃない。とにかく、ものすごく塩辛い!のである。一応メニューにはどんな料理か書いてあったのだけど、普通はもう少し食べやすい味にするとかしそうなのだが、ただひたすらものすごくしょっぱい。インパクトの大きさでは、スペインで"コシード"を食べたとき以来でした。もともと漁師たちの食べ物だったのだそうだけど、きっと何日も海の上にいるわけだから、塩漬けタラの干物を持っていって、船の上でこのように料理して食べたんだろうなあ。水は……当然、海水を汲み上げたに違いない。そりゃあ塩辛いわけだよ。実に貴重な(!)体験でした。(よっち)

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9th July, Wednesday 
Wooden Church

山岳地帯の多いノルウェーがスキー発祥の地なのは良く知られているが、意外と知られていないのが、ノルウェーが木造建築の国だということ。山だらけ森だらけ、縦横無尽にフィヨルドが走っているこの国では、木材が一番容易に手に入る建材なのだろう。加えて、ヴァイキング達が持っていた非常に高度な木の造船技術が、家作りにも応用されたわけで、古代・中世からノルウェーの家や建物は"木"と相場が決まっていたらしい。現在でも大都市や公共の建物はともかく、人が住む住居は多くが木造だ。そういうところが、日本人の我々に大いに親近感を感じさせる。

中でも大変ユニークなのが、中世の11世紀頃に多く建てられた木造教会。他の国ではまず見られない。ヨーロッパの辺境にあるために、他の国よりもかなり遅れてキリスト教が伝わったこの国で、教会を建てるのに自分たちが最も親しんだ木造建築を選んだのは何の不思議もない。しかも高度な造船技術が建設に応用されて、実に見事な空間を作り上げている。

よっちは、この木造教会が大好きで、オスロの野外博物館に保存されている木造教会は、今までにノルウェーに来た2回とも見に行っている。今回も見た。そして今回は、実際の建設地に800年以上も保存されているBorgund Stavekirkeを見る機会に恵まれた。アウランフィヨルドの最奥の村から、さらに車で3,40分行った山間にぽつりと建っている。こじんまりとした建物の中に入ると、木造のせいか日本人の我々には、お寺にいるような錯覚を起こさせる。しかしここはれっきとしたキリスト教の教会なのだ。さらに入り口や屋根には、キリスト教以前の異教的な装飾やヴァイキング独特の組み紐文様などが見られ、それらのミスマッチが混然一体と不思議な空間を作り上げている。本当に、何度訪れても不思議で、興味深く、また心安らぐ空間である。やっぱりノルウェーは"木"の国だなと再認識した。(よっち)

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6th July, Sunday 
"Pokkori" in Oslo

オスロの街中で、(ノルウェーに限らないだろうが)夏なので、若い女の子なんかが短いTシャツを着て、"ヘソ出し"姿で町を歩いているのをよく見かけた。ところが、食べ物のせいなのか、けっこうお腹が"ぽっこり"してるんだよね(これもノルウェーに限ったことではないだろうが)。日本人だったらものすごく気にすると思うけど、あまり"ぽっこり"を気にしている風ではないようだ。

そうしてみると、日本人は必要以上に他人の視線を気にしすぎているなあと思った。自意識過剰というか。実は思っているほど他人に見られていないんだよね。こっちの人の"いい意味での個人主義"を感じて、清々しい気持ちになったのでした。(よっち)

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5th July, Saturday 
Departure to Norway

毎年恒例の夏のヨーロッパ旅行、今年はノルウェーへ、いよいよ出発の日が来た。英国航空でロンドン経由オスロへ。

この旅行について詳細に書いてゆくとものすごく長くなってしまうので、この日記には書きません。読むほうも別に興味ないだろうし。後日、撮ってきた膨大な写真のごく一部を、何らかの形でお見せしようと思います。このページでは、すごく印象に残ったことやどうしても書きたいことだけ、手短に記すことにします。

とりあえずは一言、当たり前だが「ノルウェーは涼しい」。(よっち)

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1st July, Tuesday 
Photo School

写真の腕を何とかしたいと前々から思っていたので、写真学校の入門コースに申し込んでいたのだが、今日その第一日目だった。仕事が終わってから受講したが、受講者は一人だけだったので、とても和気藹々でした。元編集者のよっちには周知のことも多かったが、「目から鱗」なことも多かったので、大変有意義だった。少しは写真の腕を上げることができるだろうか。(よっち)

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