Diary

そして今日も蒸し暑い。朝から太陽が容赦なく照り付けてくる。５月末なのに、本当に夏みたいだ。ただ、陽射しにまだ透明感があって、空気もまだ爽やかな感じを残しているので、（今日は風が強かったこともあるし）まだ本物の"夏"よりはましなのかな。

それでもちこちゃんが用意した夕食は"夏"を感じさせるものだった。かつおのたたきにもずく酢、枝豆にビールなんて、涼しげな料理ばかり揃い、一足早い"夏"気分、ってこれだけ暑いんだから全然「一足早」くないか(笑)。（よっち）

今日も晴れてるぞー。おいおい、天気予報は週末は曇り＆雨って言ってなかったっけ？　全然違うじゃないか！　本当に気象庁の予報外しっぷりには腹が立つ。はずしても一言も間違いを認めないから余計に腹が立つ。やっぱり気象庁も"お役所"なんだなあ。

おまけに今日は湿度が高いようで、ものすごく蒸し暑い！　ちょっと動いただけで汗がでる、というかそもそも動く気力が出ない。だらーっと過ごしてしまう。早くも夏到来か？　いやいや、本当に夏が来たらこんなものじゃすまないでしょう、きっと。ちょっと自転車でその辺に出かけたあと、暑気払い(？)に、夕食はメイン(肉・魚)なしの、前菜とパスタだけのライトなイタリアンディナーにした。ちょっとフルで食べられる自信がなかったので……。ちこちゃん手作りのミートソースをかけたスパゲティが絶品でした。（よっち）

なんだかいい天気。予報では曇りじゃなかったのか？　夕方からちこちゃんの友達のこまりちゃん夫妻が我が家に遊びに来る。ちこちゃんは新生姜と枝豆のご飯や野菜の肉味噌炒めなど、和食系のおもてなしを用意する。おもてなしは洋モノ系か(冬は)鍋が圧倒的に多い我が家で、和食系のおもてなしは珍しい。この前の京都旅行と去年のノルウェー旅行の写真を、iBookでスライドショー上映したのが好評でした。（よっち）

ささやかな幸せ。湿気もなく、爽やかな青空が朝から広がったこと。空気を吸い込むと、すがすがしさが胸の中に満ちあふれてくる。

ささやかな幸せ。朝食に食べたグレープフルーツが、思いがけずとても甘かったこと。酸味を含んだ甘味が、口の中に溢れてくる。

ささやかな幸せ。昼休みによく食べるスパゲッティも、夜に家のすぐ近くの美味しいカレー屋さんで食べたインドカレーとナンも、よく知っている味だけど、いつもどおり美味しかったこと。

ささやかな幸せ。そういういくつかの小さな幸せを味わうことができる一日を、また過ごすことができたこと。（よっち）

夕方、なんとなく沈んだ気持ちで仕事から家に帰ってきたのだが(特にはっきりとした理由はなかったのだが)、ちこちゃんが作ったマグロのピリ辛あえと麻婆豆腐の夕食をゆっくりと食べ、それからPowerBookで前日に撮った写真をもとに作品をひとつ作っているうちに、気分が静かに落ち着き、作品が仕上がった頃にはとても穏やかな気持ちになった。"癒し"という言葉を軽々しくは使いたくないけれど、よっちにとって、デジカメとパソコンでの作品作りは、単なる「表現」だけでなく、自浄作用みたいなものがあるようだ。それと同時に、よっちが作品で表現したいことも、穏やかさ静かさ、見ているだけで落ち着いてくるような"静謐"そのものなのだなと、改めて実感した。そういう意味で、今日作った作品は（"origin"というタイトルですが)よっちにとってとても重要な作品になった。（よっち）

雨模様の天気の中、よっちの両親とちこちゃんと４人で六本木ヒルズへ出かける。例によって"idee cafe"でお茶した後、森美術館へ。「モダンってなに？　ＭｏＭＡ(ニューヨーク近代美術館)展」を観る。感想は……うーん、期待しすぎかな。前２回の展覧会に比べて「ＭｏＭＡ」という"くくり"がかえって制約になってしまったのか、ちょっと扱う範囲が広すぎて普通の展覧会になってしまったって感じ。展示の切り口や展示方法は面白かったけど、いろいろ網羅しすぎて結局その切り口もあいまいになってしまったように思える。前の「ハピネス」や「六本木クロッシング」のようなアヴァンギャルドな切り口・見せ方ほどではなかったなあ。まあ、次回に期待しましょ。

展覧会のあとは渋谷へ戻り、「春秋」文化村通店で夕食。最近「春秋」づいてるなあ。同じ「春秋」でも、店によってちょっとずつ規模や雰囲気が違うのが面白い。また「ネリヤカナヤ」を飲みました。５月16日の項参照）（よっち）

今日でこのdiaryを始めてから(日付上は)１年がたった。（2003年５月19日の項参照）ずいぶんためてしまったこともあったけれども、何はともあれ１年続いたのだ。よっちはこれまで日記らしい日記をつけたことがなかった。理由は簡単、長くなってしまうのだ。あれも書きたいこれも書かなきゃと(しかもかなり饒舌に)書くものだから、必然的に一日の分量が長くなってしまい、すぐに挫折してしまうことが何度かあった。今回は気張り過ぎないように、負担にならないようにと気をつけて続けている。でもせっかくWebで公開しているんだから、書きっぱなしではなくて今流行のウェブログみたいに、双方向の書き込みができるようにもしたいなあーとも思うのだが、なかなか手につきません(泣)。それよりも本体のホームページだって……(汗)。ま、おいおい更新していくつもりです。（よっち）

よっちの誕生日。仕事を休みにして、のんびりと過ごす。予報では雨みたいなことを言っていたが、意外に天気がいいので、午前中用事で出かけていたちこちゃんと、下北沢で合流する。ベトナムカフェ"Trang cafe"で、ベトナム風のランチを食べる。おいしく、ボリュームの割には安くて満足。それにしても天気がいいのはいいのだが、湿度が高くて蒸し暑い。汗がにじみ出てくる。暑さに閉口しながら家に帰る。もう誕生日ディナーは済ませてしまったのに、この日も夕食はイタリアンディナーでした(笑）。だっておいしいんだもん(笑)。（よっち）

昨日遊びすぎたので、今日はゆっくりと起きる。今日は、突如２人の間で「ネリヤカナヤ」という言葉が流行りだす。２人でことあるごとに「ネーリーヤーカーナーヤ」とか言い合うのだ。和食レストラン「春秋」からの案内状に書いてあったのだが、ネリヤカナヤがなんのことだか全然わからない。ネットで調べてみたら、奄美大島で作られる黒糖焼酎のことだった。

それでは実際にネリヤカナヤを試してみようと、雨の中をバスで三宿まで行き、「春秋」三宿店で夕食を食べた。もちろんネリヤカナヤも飲んだ。実はよっちはあまり焼酎が好きではないのだが、これは原料がサトウキビであるためか、飲み口が非常に柔らかくてとても飲みやすい。蒸留酒が全然ダメなちこちゃんでさえ「美味しい」と言っていたほどだから、焼酎の中では例外的なほうなのだろう、きっと。いずれにせよ、これで「ネリヤカナヤ」の疑問も解けた。めでたしめでたし。（よっち）

前夜のディナーがたいへん美味しかったせいか、久しぶりに浮かれた気分。天気もまあまあだったのでちこちゃんと出かけ、渋谷から表参道を散歩する。246沿いの花まるうどんで讃岐うどんを食べ、小腹を満たすつもりがけっこうお腹いっぱいになってしまった。恥ずかしながら花まるうどんで食べるのは初めてだった。

それから表参道の裏道をふらふら歩き、散在するギャラリーだの"Sputnik Pad"などのお店だのを見て歩く。"Las Chikas"という、お金持ちの一軒家を改造したようなラウンジカフェでひと息つく。コーヒーは薄かったけど、雰囲気はけっこうイイ。外国人が多い(従業員も客も)お店だった。

"NADiff"をひやかしたあと渋谷へ。そのまま家へ帰るつもりだったが、偶然通りかかった映画館で｢ロスト・イン・トランスレーション」が上映されているのに気づき、急遽観ることにした。映画は楽しかったが、おかげでよっちの実家に行くのが夜更けになってしまった(笑)。両親とも旅行で留守だったので、留守宅のチェックに行くことになっていたのだ。ついでに下北沢で夕食を食べることにしたが、ダイニングカフェ"marusan foods"に入ったときにはほとんど真夜中……。久しぶりのmidnight dinnerになってしまった。ここは夜遅くまでやっているようで、食事でもちょっと飲みでもイイ感じのお店だった。和食ベースの料理が美味しかった。いやあ、久しぶりに遊びつくした一日でした。（よっち）

ちこちゃんの誕生日が12日で、よっちの誕生日が17日なので、その中間あたりの今晩に、２人分の誕生日ディナーということになった。といっても、自宅でおなじみのイタリアンディナーだったんだけどね。ちこちゃんが気合いを入れて、とても美味しいミートソースのタリアテッレと、仔羊肉の香草パン粉焼きを作ってくれた。久しぶりに飲む赤ワインも美味！（よっち）

今日はちこちゃんの誕生日。だけど、明日はよっちが人間ドックを受けることになっているので、今日は特別なことは何もしなかった。お祝いは、よっちの誕生日が17日なので、２人まとめて週末に。（よっち）

最近我が家のファックス機の調子が悪かったので、カタログをいろいろ見て買い替えを検討していたのだが、ついに今日、新しいファックス電話を買ってきた。今まで使っていたのは７年ぐらい前に買ったもので、感熱紙でＢ４受信・オートカッターつきのものだったのだが、最近の機種はどのメーカーも普通紙でＡ４受信のものばかりで、この格差(時代の流れ?)に戸惑い、ずいぶんと考え込んでしまった。よっちが編集者をしていた頃はＢ４受信が必須だったけど、考えてみれば今はもうそんなにファックスを大量に受信することもないかな(将来的にはわからないけれど)と思い、渋谷のビックカメラで店員さんの説明を充分に聞いたうえで、シャープのファックス機を購入。子機が２台ついても安かったのと、なんといってもシンプルなデザインが気に入って決定した。家庭用ファックスというと、なんだか妙にいろいろな色を使った筐体のものが多くて気に入らなかったのだが、これは親機が白と薄いグレーのみと色数が少なく、子機に至ってはは白のみでシンプルなデザインなので、我が家のカフェ風インテリアに置いてもとてもサマになる。いい買い物をしたと、たいへん満足したのであった。（よっち）

雨模様の一日。このところよく雨が降る。風邪も治りきっていないので、一日家で過ごす。スーパーで安かったアメリカンチェリーを買ってきて、ちこちゃんがチェリーケーキを作った。美味。夕食はちこちゃんお得意のキーマカレーでした。（よっち）

おととい医者へ行き、風邪の薬をもらったおかげで調子はだいぶ良くなった。なので少し気力が戻ってきた。久々に晴れたということもあり、気分はいい。ちこちゃんが月イチのベターホームのお料理教室で銀座へ行ったので、よっちも銀座へ出かけた。白い松屋の外観をじっくりと眺めてから、"Apple Store"で、マックをいろいろといじくってPhotoshopで遊んだりする。って、これでは前回銀座へ来たとき（４月10日の項参照）とおんなじだ(笑)。銀座三丁目のシアトルズベストでコーヒーを飲みながらPowerBookをいじっている(これも前回と同じ)と、ちこちゃんがお料理教室を終えて合流。それから銀座の街をぶらぶらする。有楽町のビックカメラで、珍しい画用紙風のでこぼこしたプリンタ用紙があったので、購入する。これに"作品"を印刷すると、どうなるのかちょっと期待。

まだ体調が万全ではないので、あまり長居をしすぎずに家に帰る。夕食は近くの焼肉屋さんで。（よっち）

今日も一日雨がしとしと降っている。やっぱり風邪が治ってなかったようで、体調も良くない。結局連休の最後の２日は寝て過ごしてしまった。明日はいの一番に医者に行かなきゃ。でも今日はちょっと外に出ようと、その辺へ散歩には行った。（よっち）

夕べ飲みすぎて気持ち悪くなったせいか、頭が重いうえになんだか体調が良くない。おまけにやたらせきが出る。もしや連休前にひいた風邪がまだ治っていなかったのか!?　でも祝日で医者もやっていないので、仕方なく寝て過ごす。一日中雨模様だったし、ちょっと気分が重いなあ。（よっち）

今日も朝から曇り。それどころか小雨が降ったりしている。予報でもこれから雨が降るらしい。ちこちゃんと２人でがっかり。というのも、今日はちこちゃんの三つ子の姉妹のあこちゃんやらちこちゃんの友達やらがウチに来て、屋上のルーフバルコニーでバーベキューをすることになっていたからだ。

なんだかビミョーな空模様のままお客さんたちが次々に来訪。こちらは玄関で白檀の香木を焚いてお出迎え。とりあえず家の中でお茶を飲んでいると、なんだか晴れてきた！　ということで、やっぱりバーベキューをやろうということになり、みんなでさっそく準備に入る。いい方向に天気予報が外れ、とてもいい天気になり、バーベキューは大成功。みんなでとても楽しいひとときが過ごせた。ちこちゃんの友達・みのりちゃんは入籍したばかりの彼氏を連れてきていたんだけど、ときどきこのホームページを見てくれているとのこと。少人数でも、見てくれている人がいるのは嬉しい。更新にも精が出るというものだ(笑)。いい気分だったので、ずいぶんお酒を飲みすぎてしまった。あこちゃんのboyfriendマヌエルが持ってきたテキーラが効いた(？)らしい。おかげで(笑)、夜中に気持ち悪くなってしまった。反省。（よっち）

一日どんよりと曇り。旅行から帰った翌日でけっこう疲れていたので、ちょっと自転車で外出したほかは家で大人しくしていた。京都で買ってきた「雲龍」(前日の項参照)を、さっそく食べてみた。美味い！（よっち）

早いもので京都の旅も今日で終わり、東京へ帰る日になってしまった。とは言っても、帰りの新幹線に乗るのは午後３時過ぎだから、それまではもう少し京都を味わうことができる。

「南禅寺」。２年前にも行ったことがあるが、その時は終了間際に来てしまったうえに雨が降ってきてしまって、ゆっくり堪能することができなかったので、今回リベンジで訪れた。今日はばっちり晴れた(ちょっと暑いくらい)うえに、午前中に訪れたので時間もたっぷり。方丈庭園の枯山水をじっくり味わうことができた。よく見てみると、砂利に描かれた文様が、おととい見た東福寺の枯山水の文様に比べて、薄いというか、"くぼみ"が浅いようなのだ。まあお寺によって模様の描き方はいろいろあるのだろう。

南禅寺からぶらぶら洛東を歩き、石塀小路を経て二年坂へ。道ばたに息づく"京都"を感じながらのそぞろ歩き。陽射しが強くてちょっと暑かったが、こうして歩くことが京都の一番いい味わい方だと思う。

「雲龍」。みっしりした羊羹が大嫌いなよっちは、鶴屋吉信の｢京観世｣のようなポロポロしたロール羊羹が大好き。過去２年の旅行では、この｢京観世｣を(自分たち用の)お土産に買って帰ったのだが、今回は、似たようなポロポロ羊羹だけど、小さいころに一度食べただけで自分にとっては"幻の銘菓"となっていた、俵屋吉富の｢雲龍｣を見つけたので、これを買った。"幻の銘菓"なんて大げさに書いたけど、簡単に手に入ります(笑)。｢京観世｣も好きだけど、「雲龍｣の味わいはまた格別！

３年連続で京都を訪れたが、どうも｢これで充分｣という気持ちにはまだならないようだ。行ってないエリアも多いし、京都の奥深い魅力をもっと覗いてみたい気持ちもある。次に京都へ行くのはいつだろう。（よっち）