Diary

December, 2003

MonTueWedThuFriSatSun
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031

31st December, Wednesday 
New Year's Eve

そして大晦日は特に出かけたりもせず、家でのんびりと過ごす。夕方から、我が家の年末恒例の豚しゃぶ鍋の準備を始め、もう6時半ごろからコタツに入ってちこちゃんと二人でお酒を酌み交わしつつ、つまみをつつき、鍋を味わう。天気予報以外ほとんどテレビを観ない二人だが、今までは割と紅白はちょこちょこ観ていた。が、今年はラストのスマップくらいしか観なかった。だってテレビより面白いことが家の中にはいくらでもあるんだもん。でも「ゆく年くる年」はしっかり観ながら(あのもの静かな雰囲気が好き)「どん兵衛」を食べて年を越した。それから、近くのお寺を二つまわって初詣。振舞い酒の甘酒がおいしい。新しい年は、これまでに少しずつ始めたことを、もっと形にしていけるようステップアップしたいなあ。(よっち)

Back to Page Top

30th December, Tuesday 
Prepare for the New Year

特に何を準備するわけではないが、年始に向けて足りないものを買っておく。なにしろ昨日おとといは何もできなかったから……。下北沢の「カルディ」で、ワインだのコーヒー豆だのスパイスだのを買う。レジ近くにおいしそうなクルトンが98円で売っていたので、それもつい買ってしまう。それからよっちの実家に夕食がてら寄り、トンカツをご馳走になりつついろいろ食材もいただく。これで年始の準備は万端!?(よっち)

Back to Page Top

29th December, Monday 
Funeral

昨日に引き続き、告別式が行われた。実にスムーズに澱みなくすべてのことが進行してゆく。特に、巨大で奇麗な桐ヶ谷斎場の、次から次へと何組もの遺体が荼毘に付されていく様は、仕方がないとはいえ「流れ作業だなあ」と思わざるを得なかった。たとえシステムは流れ作業だとしても、それらの死の一つ一つにさまざまな個人の姿や思い出や人生の軌跡があり、それぞれに喜怒哀楽や出会いや別れの物語が込められていることを、我々は片時も忘れてはならないのだと思う。そして、やがて訪れる(であろう)自分自身の"その時"のことも。たとえ生前にお付き合いのなかった人の死でも、「死」というものは、やはり等しく重く、いろいろと考えさせられるものである。

特に何が大変だったわけではないが、やはり家に帰ると二人とも疲れていた。夕べから和食続きだったせいもあって、何か油を使った西洋料理が食べたい気分だったので、少し足を伸ばしてイタリアンレストランの"La Palazzina"で夕食をとる。かなり高い店なので、とてもちょくちょくは来れない店だが、味は絶品。特に手打ちのリングイネと魚料理がおいしく、今宵も舌鼓を打ったのでした。(よっち)

Back to Page Top

28th December, Sunday 
Ceremony

夕方からちこちゃんのお祖母さんのお通夜。何年ぶりだろう、黒の礼服をクロゼットから取り出して着て出かける。式は洗足池のセレモニーホールでひっそりと執り行われた。94歳の大往生だったのであまり悲壮な感じはなく、近しい人のみ少人数で集まって終始穏やかな雰囲気だった。6年以上も病院に入っていたそうで、よっちも生前のお祖母さんとお会いすることはついになかった。むしろ初めて会うちこちゃんの親戚の人たちを覚えるのにちょっと気を遣ったかな。それにしても数日前のイランの大地震で大勢の人が亡くなったという報道に接したばかりだったので、死は等しく万人におとずれるものなれど、それを取り巻く状況は実にさまざまだなあだとか、等しいものゆえお祖母さんにもイランの人々にも哀悼の気持ちを奉げたいとか、いろいろ感慨はあとからあとから湧きあがってくるのだった。合掌。(よっち)

Back to Page Top

27th December, Saturday 
Sudden News

年末休みだし、年賀状作らなきゃあと思っていた矢先、朝ちこちゃんのお祖母さんが亡くなったという報せが。二人で相談して急遽喪中にすることに決定。大特急で欠礼状を作る。というのも、今日は「忘年鍋」と称してちこちゃんの友達が我が家に来ることになっていたからだ。大特急の割にはセンスのいい欠礼状が完成。ドタバタと家の片づけをしているうちに、次々と友達がやってきて、宴会の始まり始まり。今年の鍋は、我が家ではよくやっているジャガイモ入りキムチチゲ。みんなで楽しくふうふういいながら食べました。楽しかったけど、明日あさっては通夜・告別式と出かけることになり、突如慌しい年末になってしまった。(よっち)

Back to Page Top

26th December, Friday 
Released

仕事納め。ばたばたしていたのであまり年末気分はないが、とにかく解放された気分。ちこちゃんと夕方に渋谷で待ち合わせて、ブラブラしたあと、おなじみキリストンカフェで夕食。とにかくお疲れ様でした。(よっち)

Back to Page Top

25th December, Thursday 
Magazine Rack

クリスマスだけれど、もう2回も素敵なディナーをしたので今日は特別なことはしなかった。週末にまた100円ショップでバーベキュー用の焼き網を買っておいたので、それと結束バンドを使って手作りのマガジンラックを作る。焼き網3枚を折り曲げて、使わないまましまってあったシェルフ用ハンガーラックに結束バンドで固定。なかなかいい出来だ。さっそく雑誌を入れてみると、まるでカフェとかにありそうなたたずまいでとても気に入った。またまた我が家に素敵なインテリアが加わった!(よっち)

Back to Page Top

23rd December, Tuesday 
Gorgeous Lunch and Splendid Dinner

忘年会を兼ねて、ちこちゃんと一緒に、友人主催で入谷のほうにある普茶料理のお店「梵」でゴージャスにランチした。久しぶりの友人たちに会い、ものすごく手の込んだ精進料理の数々を堪能いたしました。値段が高くておいそれとは行けないお店なので、貴重な体験だった。ちこちゃんもいろいろと料理の参考になった様子。

新宿でぶらぶらした後、家に帰ってきたのだが、どうもたくさん昼を食べたせいで、イマイチお腹がすかない。それでも、さすがに精進料理だったせいか、夜にはちゃんとお腹がすいて、今度は何か洋物が食べたい気分だったので、(おとといイタリアンだったにもかかわらず)メイン抜きのライトイタリアンとしゃれ込むことにした。というわけで赤ワインをあけ、ちょうどもらった甘えびがあったのでオリーブオイルとレモンで食べ、ハムやチーズやしいたけのソテーやらをつまみにしてワインを楽しむ。そしてパスタは、まだ作り置きが残っていたラグーソースをリングイネでおいしく食べた。まるでイタリアの居酒屋にいるような気分で、お酒を楽しみながら、なかなかいい感じの食事だった。たまにはこういうメイン抜きのライトなイタリアンもいいねと二人で話した。おいしさいっぱいの、幸せな一日でした。(よっち)

Back to Page Top

21st December, Sunday 
Bush de Noel

ちこちゃんとよっちは12月22日が結婚記念日なので、毎年このあたりの日にクリスマスと結婚記念日を兼ねたディナーをしている。数年前までは外のレストランに食べに行っていたのだが、今の家に移ってからは、近くに適当な店がないこと&安上がりという理由で、我が家でディナーをしている。今年は、22日が平日なので、今日がディナーの日。

昨年ちこちゃんが作ったブッシュ・ド・ノエルが大変よくできたので、今年も挑戦。ところが、焼き上がったケーキをしばらく放置していたら乾いてしまい、ロール状に巻くときに少し割れてしまった。でも無理やりに巻いてチョコクリームを表面に塗ったら、なんとか形になったようだ。フォークで樹の表面の模様をつけるのはよっちの役目。昨年同様、サンタと雪だるまのろうそくと、奈良の鹿のフィギュアの足に銀紙を履かせて(トナカイのつもり)ケーキの上に乗っけた。まあまあの出来でしょ?

さて肝心のディナーは二人の好きなイタリアン。パンとチーズ、タラモサラダのほかに、ピーマンとトマトにアンチョビソースを和えたパン粉を乗せてオーブンで焼いたものが出てきた。パスタは前にちこちゃんが作り置いておいたラグーソースでタリアテッレを。メインはフィレンツェ風(?)ビーフステーキ。シンプルに塩胡椒で焼いただけの牛肉が大好きなのです。そして食後にお待ちかねブッシュ・ド・ノエルをいただきました。味のほうは絶品!(よっち)

Back to Page Top

20th December, Saturday 
Small Table

買ってきた家庭誌に、100円ショップのグッズを利用してカンタン手作りの特集があったのに触発されて、100円ショップでバーベキュー用の焼き網と結束バンドを買ってくる。壊れて使えなくなっていた木製のゴミ袋ホルダーの上に木箱のふたを渡し、焼き網を折り曲げてラック状にしたものを結束バンドで止めて吊るし、即席のミニテーブルが完成。最初はリヴィングでiBookの専用台として使おうと思っていたのだが、高さが低いので寝室のベッドサイドテーブルとして使うことにした。テーブルの上に時計や飾りを置き、読みかけの雑誌を焼き網のラックに差して置ける。なかなかのいい出来だったので、たいへん満足した。(よっち)

Back to Page Top

14th December, Sunday 
Beaujolais

よっちの実家から今年の「ボジョレー・ヌーボー」が入ったというので、実家へ飲みにいく。よっちはなんで毎年ボジョレー・ヌーボーだけ日本人が大騒ぎするのか理解できない。ブームになる以前から知っていたけど、要するに早出しの安酒で、まだあまり熟成されていないから葡萄ジュースに毛が生えた程度の軽いお酒、という認識だったからだ。要するに初鰹とか初モノ好きの日本人に心理にかなったもの、ということだろうか。というわけで飲んだヌーボーはやはり軽かったが(よっちは重め好き)、いつもより口当たりが良かった。これも2003年が"大当たり年"だからなのだろうか。今のうちに2003年産のヴィンテージ・ワインを安いうちに買いあさっておくべきかもしれない(笑)。(よっち)

Back to Page Top

13th December, Saturday 
Gaudi

ちこちゃんと延々電車に乗って清澄白河へ行き、東京都現代美術館で開催中の「ガウディ かたちの探究」展を観る。最終日前日のせいか、けっこうすごい行列にメゲそうになったが、せっかく深川くんだりまで来たのだからと、大人しく並んで中に入る。ただ、内容は正直言ってイマイチだった。よっちもちこちゃんもガウディが大好きで楽しみにしていたのだが、バルセロナでサグラダ・ファミリアやカサ・ミラ、カサ・バトリョなどの実物をいくつも見ていたので、今更パネル写真でそれらの建築を見せられても……だった。ガウディ建築の構造解明のCGビデオは面白かったが、そのわりにガウディのもうひとつの重要な要素=装飾についてはあまり重きを置かれておらず、それも物足りなかった。構造と表象の両面があって、あのガウディ建築が成立していると思うんだけどな。でも建築家の展覧会って難しいとは思う。実物を観て、中に入ってその空間を体験するのが一番なのだけど、実物を持ってくるわけにはいかないのだから。またバルセロナに行ってみたくなりました(笑)。(よっち)

Back to Page Top

9th December, Tuesday 
Sunny Winter Day

ちょっとしんどかったので、仕事を休んで家にいる。天気がいいのでちこちゃんと下北沢へ行き、チクテカフェに行こうとするが、まだ混んでいるようで、平日の午前中なのに待っている人が何人もいた。「ku:nel」に載って有名になってから、全然あの店に入れなくなってしまった。いいんだか悪いんだか。代わりにその近くの"bio sweets"へ行く。原宿にある"bio ojiyan cafe"の姉妹店で、その名のとおりおじやがおいしい。内装もちょっとレトロで懐かしい感じでよっち好み。のんびりおじやを食べてお茶したあと、陽の高いうちに家に帰る。(よっち)

Back to Page Top

7th December, Sunday 
Cat Injured!

木曜日に買っておいた、「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」のスペシャル・エクステンデッド・エディションDVDを観てご機嫌。上映版より43分も増えていて、たいへん楽しんだ。

ところが、夜、我が家にいる2匹の猫のぬいぐるみのうち、黒猫の"クロちゃん"の片目が、急にポロッと取れてしまった。あまりに突然でびっくりしたので、大声で「猫の眼が取れた!」と叫んでしまった。あわてて瞬間接着剤で取れた目をつけて、別の部屋に置いて安静にしておいた。けっこうマジでビビッた。翌日見てみると、しっかりくっついたらしく、大丈夫な様子。ああよかった。(よっち)

Back to Page Top

6th December, Saturday 
Cat Coming Downstairs

書斎でマックに向かって作業していると、ちこちゃんがやってきて、「今ほんものの猫が階段を下りてくるような気がしたの」と言った。なんだかその感覚がかわいらしくて、とても気に入ってしまった。ちなみに我が家にはぬいぐるみの猫が2匹いるが、"ほんものの"猫はいない。

そのあと夕方に、二人で自転車に乗って渋谷に行き、東急のデパ地下でワインやら昆布や梅干やらいろいろ食材を買い込む。支払いはもらった商品なので、お金はほとんどかからず。そのあと、久しぶりに代官山の「モンスーン・カフェ」で夕食。二人とも大好きな店なのだが、今年は夏に行かなかったせいもあって、本当に久しぶりになってしまった。(よっち)

Back to Page Top

禁無断転載 (c)2003 All Rights Reserved by STUDIO UNICORN

inserted by FC2 system