Diary

October, 2003

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28th October, Tuesday 
Good Printer Is Home

先日(10月24日の項参照)落札したプリンター、エプソンPM-4000PXが届く。A3対応機種なので、筐体がとても大きい。これを我が家の書斎にどう配置するかはもう考えてあって、これを機会にスチールラックを導入するつもりである。さっそくセットアップ。エプソンのプリンターを使うの初めてだから、キヤノンのとはちょっと使い勝手が違って最初は少し戸惑った。でもためしにモノクロ写真をA4でプリントしてみると、細部の微妙な表現力がすばらしい。本当に"写真作品"じゃん!と、我ながら感心(笑)。これでよっちのこれからの"作品"づくりがグレードアップする!?(よっち)

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26th October, Sunday 
Happiness

六本木ヒルズ内にオープンしたばかりの、噂の森美術館の開館展覧会「ハピネス展」を観に行く。よっちの両親がタダ券をゲットしたので、ちこ&よっちはそれに便乗したのだ。

ヒルズ内の"idee cafe"で待ち合わせてから会場に行くと、すごい長蛇の列! が、招待券のおかげで並ばずに入れた。2フロアの広いスペースにまたがって、文字通り古今東西の作品が、古代インドの仏教彫刻から東洋&西洋の近代絵画、そして現代美術まで、四つのテーマに分けられて展示されている。とにかく数が多い。

で、観た感想だが、これは従来の日本の展覧会にないスタイルの展覧会だと思った。従来の旧態依然とした日本の展覧会だと、たいてい印象派だとかゴッホだのレンブラントだの唐代中国美術だの、作家や時代、地域で限定して見せるのがほとんどだったが(そして多くは客寄せ目当てでメジャーなところばっかり売り物にしているのだが)、この「ハピネス展」はすでにそれを超越していて、古今東西を実にやすやすと自由に行き来する。古代の彫刻と現代のビデオ作品やインスタレーションが並べて展示されていたりする。中世中国の桃源郷図と英国ターナーとコンスタブルの絵画が四面に向かい合うように展示されていたのは特に印象的だった。

で、その超越した展示を纏め上げているのは何か。テーマである。「ハピネス」=「幸福」を、アルカディア・ニルヴァーナ・デザイア・ハーモニーの四つのテーマに沿って作品を選定し、展示しているのだ。要するに、この展覧会では「古代から現代まで、人間が幸福をどのように美術に表現してきたか」を見せているのだ。ここにはこの展覧会を企画したキュレーターたちの「意図」というか「方針」というようなものがこめられている。キュレーターたちの「編集力」と言い換えてもいい。さまざまな素材や作品を纏め上げて一冊の雑誌や本を編集する作業に似ている。このようにキュレーターが前面に出てきている展覧会はこれまで日本にほとんどなかったといってよいのではないか。この「新しさ」だけでも十分注目に値する展覧会だと思った。

だからこの展覧会では、一つ一つの作品を順々に観るだけでは、十分にこの展覧会を理解できない。一つ一つの作品を観たあとに、部屋全体を見回して、展示された作品同士のつながりやそこに込められた「意図」を感じ、読み取ることによって初めて「鑑賞」が完成するのだ。残念ながら、この展覧会に来ていたたくさんの人々のうちの、どれくらいの人がそうした「意図」を読み取れているのか、はなはだ不安であった。実に知的好奇心を刺激する展覧会であると共に、見る側の教養も試されているのだ。

こういう観る側を挑発するような展覧会が今後、日本でも増えてくればいいなと思う。後日、新聞の記事の中には、「作品の質が高くない」だの「教科書的」だの、かなり的外れで旧態依然とした批判をしている専門家たちがいたが、そういう連中こそ、自分たちの「古さ」に気づいていないのだろう。あるいは今の日本美術界の旧態依然振りか、ひいては日本人の文化的水準=「教養」の低さか。

もっと書きたいことは山ほどあるが、きりがないのでこのくらいで。とにかく「ハピネス展」の予想外の質の高さに、すっかりわれわれ四人は満足し、夕食に予約していたイタリアレストラン「サドレル」に向かったのだった。(よっち)

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24th October, Friday 
Good Printer

先日のCDラック落札に続いて、ヤフオクでまたひとつ落札した。A3ノビ印刷できる顔料インクプリンター、エプソンPM-4000PXである。すでに我が家にはキヤノンの4色プリンターPIXUS850iがあるが、長期間保存できる顔料プリンター機で、さらにモノクロ写真印刷を充実させられるグレイインクがついている機種なので、よっちのこれからの「作品」作りに必要だと、ずっと注目していたのだ。

ところがこのプリンター、量販店などの市販価格が6万円近く! それを今回、多少の中古品ではあるが4万7千円で、替えのインクと用紙つきで(これらも高い)手に入れられるのは、本当にラッキーだった。届くのが本当に楽しみである。(よっち)

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23rd October, Thursday 
New CD Shelf

先日(10月18日の項参照)落札したCDラックが届く。さっそく組み立てる。木製で背が高い。我が家のカフェ風インテリアにもマッチする。溢れかえっていたCDを並べてみると、全部収まってまだ余裕がたくさんある。おまけにDVDまで収納できてしまった。あわせてラックの周りを整頓してみたら、おお! 見事にすっきり整理されたではないか! あまりのすっきりぶりに、しばし感動する(笑)。これであと数年は大丈夫(だと思う)。ますます最強になった(笑)我が家のインテリアでした。(よっち)

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18th October, Saturday 
Congratulations!

ヤフオクに登録して一週間。ようやく初めて落札した!

我が家のCDが増えてしまい、いまあるCDラックの収容量をとうに超えて積み上がってしまっていたので、何とかせねばと思い、いろいろな店で検討していたのだが、今の我が家にジャストフィットするものがなくて困っていた。その矢先に、ヤフオクで、サイズもデザインもぴったりの「これは!」と思うCDラックが出品されているのを見つけたのだった。市販価格が1万1千円のものを8千円弱で落札したのだから、ラッキーでした。早く現物が届かないかな。(よっち)

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12th October, Sunday 
I Love Minimalistic Taste

金沢の2日目。墓参りは昨日済ませて、今日は観光の日。定番の兼六園、金沢城址、ひがし茶屋街、尾山神社など観る。兼六園へ行くのはこれで5、6回目くらいだが、見事な庭園なのは確かだ。園内の「三芳庵」で食べる懐石弁当の昼食も良かった。ひがし茶屋街は、立ち並ぶ建物の渋いたたずまいが気に入っている。

金沢というと、九谷焼とか金箔細工とかいろいろな工芸品が有名だが、よっちはあまり惹かれない。何というか、金沢の特産品って派手好きというか、きらびやかなものが多くて、シンプルでミニマルな物が好きなよっちには、趣味が合わないのだ。もっとシンプルで静かなたたずまいを感じさせる物があったら、喜んで買うだろうが、金沢にはそういうものがない。ま、初めからわかっていたから期待していなかったけどね。ただ、香木を売っている専門店があったので、伽羅と白檀を買う。これは思いがけない収穫だった。

夕食は郊外の小さなイタリアンのお店で。この店は内装もこぢんまりとシンプルで、味も地元の素材を生かした感じでたいへんに良かった。(よっち)

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11th October, Saturday 
Trip to Kanazawa

よっちの両親の誘いで、墓参りをかねて2泊3日で金沢へ4人で行く。よっちはどうも金沢は京都に比べて文化が"浅い"感じがして、正直あまり惹かれない。ただ夕食を食べた「紙屋壱べゑ」という店は、古い建物を改造した、モダンジャパニーズ風の雰囲気ある店内といい、和洋折衷の料理といい大変気に入った。(よっち)

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10th October, Friday 
Net Auction

以前から気になっていたネットオークションに参加してみようと思い、Yahoo!オークションに始めて登録してみた。今はもう店頭で新品で売られていないMacなど、いくつかほしいものがこれでゲットできるだろうか。楽しみである。(よっち)

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5th October, Sunday 
Trench Coat

ちこちゃんと表参道から渋谷へと散歩する。前々から黒のトレンチコートがほしいと思っていて、この機会にいくつかデパートなどをまわって探してみたのだが、ピンと来るものに出会えず。そもそもこの時季には、まだコート自体少なくて、探して比較検討するレベルになかった。もう少し寒くなってからまた探そうと思うのであった。表参道スパイラルビルの一角にはベルメゾン主催の"Heart Diary Cafe"という期間限定のショップが出ていて、なかなかかわいらしいグッズが多数あった。ちこちゃんはウサギ印の、渋い色の素敵なエプロンを手に入れてご満悦。(よっち)

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4th October, Saturday 
New Gallery

ちこちゃんと自転車で成城へ。ここに世田谷美術館の分館としてオープンする予定の、「清川泰次記念ギャラリー」の内覧会があると聞いたので、やってきた次第。民家を改造した建物で、故清川氏の作品を展示する常設室のほかに、「区民ギャラリー」があるのだが、これがなんと利用料が1週間1万2千円!という、ギャラリーとしては破格の安さなのです。こんな安さなら、よっちのようなどこの馬の骨とも知れない(と言うより馬の骨以下)人間でも個展が開ける!?と思って、まずは中を見に来たのである。

実際に「区民ギャラリー」の部分を見てみると、けっこう広いスペースで使いやすそう。民家のリヴィングルームを改装した部屋なので、ギャラリーとしては理想的、とまではいかないけれども及第点なのでは。販売活動は出来ないそうだが、それでもこの安さは魅力的。来年当たり、作品数のめどがついたらひとつ個展をやってみようと、無謀なたくらみを胸に抱くよっちであった(笑)。(よっち)

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