Diary

August, 2003

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31st August, Sunday 
Private Gallery at Home

昨日東急ハンズで買ったアクリルのフォトフレームに、とっておきの写真を入れてみた。よっちお気に入りの素朴な瓶を窓際に置いてデジカメで撮った写真。光の当たり具合が大変気に入っている。その写真をPhotoshopで色を飛ばしてモノクロにし、さらにぼかしの効果などを入れて二重合成したりしてけっこう不思議な効果の写真に仕立ててフォト光沢紙にプリントアウトしたヤツなんだけど、これもフレームに入れて見るとなかなかわれながらサマになってて、けっこう満足。我が家のカフェ風リヴィングの壁に飾ってみた。さらに先月(7月21日の項参照)リヴィングの天井に設置したスポットライト(最初は2個だったのが、その後1個増えて3個になっている)のうちの1つを、写真に光が当たるように向きを調節してみた。すると!なんと、いい感じじゃありませんか。まるで本物のギャラリーみたい(笑)。展示作品はまだ1つだけですが(笑)。大変満足したので、またいくつかフレームを買ってきて飾ってみようと思ったよっちでした。(よっち)

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30th August, Saturday 
In the Future City

昼、(我々としては)早い時間に渋谷へ行き、2週間前に観そこなった映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」を観る。今回は劇場へ着いた時間が絶妙なタイミングで、さほど待たずにしかもいい席でらくらく座れた。劇場で映画を観るときはこのくらいの物理的&精神的余裕がほしいものだ。映画も面白かったし言うことなし。

東京生まれで東京育ちのよっちにとっては、小さいころから「映画をいい席で観るときは、早目から並んで」というのが半ば染み付いてしまっているのだが、年齢を重ねて最近はちょっと億劫になってきている。そこへいくと最近増えてきたシネコンは座席指定が多く並ぶ必要がないし、気軽かつゆったりした気分で見られることが多く、一度利用すると「シネコンのほうが便利だなあ」と感じてしまう。我が家のそばにシネコンができないかしら。

映画の後は、あちこちの店で買い物などをしつつ、夜は溜池山王へ移動。このあたりは、土曜の夜は人っ子ひとりいない。やっぱりビジネスに特化した界隈なんだな、とつくづく思う。人のいないビジネス街にいると、近未来もののSF映画の中にいるような錯覚を起こさせる。夕食は、予約しておいた「春秋」で。近代的なオフィスビルの27階にあって全面ガラス張りの店内なので、眺めが素晴らしい。特に夜は、東京の夜景が見渡せる。どんなにごみごみした町でも、夜景になってしまえば美しいものしか見えないものだ。和風メインの創作料理も素晴らしく(よっち好みの素朴な焼き物料理も多い)、何度来てもいいと思わせる店です。(よっち)

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26th August, Tuesday 
Cicadas

我が家から通勤で使う駅へ歩く途中、木々が鬱蒼と林のように生えている大きな庭のお屋敷があるのだが、夏にはそこでセミの大合唱が日々おこなわれている。ところが、そこで生息するセミはほとんどミンミンゼミだったりするので、暑い日はかなり辟易する。今日もそうだった。

よっちは、ミンミンゼミの鳴き声は好きではない。やたら暑さを増幅させるような、ますます蒸し蒸しした気分をかきたてられるような声だからだ。好きなのはツクツクホウシの鳴き声。あのちょっと哀愁を含んだ声を聞くと「ああ夏も終わりに近いんだな」という気持ちがして、そこはかとない清涼感すら漂うから不思議なものだ。始まりと終わりのまとまりがある鳴き方もいいし、フレーズに変化がつくところも好きだ。

もう十年以上も前になると思うが、夏の終わりのある日、家の近くで(当時は実家だった)一匹のツクツクホウシが鳴いているのを耳にしたことがある。どういうわけかそのセミは、かなり長いこと「ジーッ」と、まるでウォーミングアップのように低い音で単音を奏でていた。いつまで続くのかと思い始めた頃にようやくおもむろに「ツクツクホーシ」と鳴き始めたのである。それはまるで、たった一人の聴衆を前にしたソロ・コンサートのような感覚であった。背筋を伸ばす思いでその声に聴き入ってしまった。たったこれだけのことなのだけれども、今でもよく覚えている。よっちがツクツクホウシの声が好きになったのは、それ以来のことかもしれない。今住んでいる周辺では、ツクツクホウシが少ないようで残念。(よっち)

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24th August, Sunday 
Roppongi Hills, Again

晴れた日だが蒸し暑かったので、夕方近くなってからちこちゃんと渋谷へ行き、そこからバスで六本木ヒルズへ行く。オープンしたてのとき以来、2度目の訪問だ。心地よい風に吹かれてヒルズの上から見る夕景はなかなかよく、近くのスタンドでハートランドビールを買い、飲みながら眺めを楽しむ。ヒルズは歩き回るといろいろに建築的表情が変わり、建物を見ているだけで飽きない。よっちのデザイン心を刺激する。特に、峡谷の底にいるような錯覚を起こさせる「ウェストウォーク」が気に入っている。これでインテリアショップの数がもう少し多ければ……。夕食時はどの店も行列ができるので、あまり待たずに入れる「Xen」という創作料理の店で夕食にした。(よっち)

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23rd August, Saturday 
Pretty Baby

友人・和音(wine)と奥さんが、生後6か月の赤ちゃんを連れて、久々に我が家を訪問。ここのところ人を呼んでいなかったので、久々の来客だ。我が家の自慢(笑)のカフェ風リヴィングでくつろぎつつ、かわいい赤ちゃんをみんなで弄びつつ(笑)、ちこちゃんお手製のキーマカレーに舌鼓を打つ。おしゃべりだのノルウェー旅行の写真を見せたりだの、楽しい時間はあっという間に過ぎるもんです。途中で赤ちゃんが飲んだばかりのミルクを和音の背中に吐きかける(!)というハプニングも発生したが、素早い対応で大事にならずにすみました(笑)。また遊びに来てね〜。秋になったらもう少しいろいろ人を呼ぶことにしよう。(よっち)

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16th August, Saturday 
Rainy Days

今日も雨……。夏だというのに、夏らしい日々はどこへ行ってしまったのか……。やっぱり8月10日は貴重な一日だったと再確認。夜になっても雨はやまず、たまらずちこちゃんと渋谷へ行く。映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」を観るつもりが激混みだったため、急遽「Hero」に変更。うまくいかないときもあるもんさ。(よっち)

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15th August, Friday 
Italian with Beefsteak

せっかく休みを取って3連休にしたのに外は雨……。なのでひたすら「陰摩羅鬼の瑕」を読む。京極小説は読み出したら先が気になって止まらない。夕食は贅沢気分でイタリアンに限る!ということで、スーパーで安かった牛肉のステーキをメインにイタリアンディナーと洒落込んだのでした。(よっち)

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10th August, Sunday 
The Beautiful Day

台風一過で素晴らしく晴れ上がり、おまけに台風のおかげで湿度もほとんどなく爽やかで、これ以上は望めないほど理想的な気候の一日。こんな素晴らしい日は、この夏で後にも先にも今日一日だけじゃないだろうか、というくらい素晴らしい日だった。

もう少し早く起きていれば遠くへ、例えば湘南海岸あたりへ海を見に出かけていたのだろうが、行動を起こすのがやや遅かったためにそれは断念。それでも、屋上で気持ちよくお茶を飲んだあとで、デジタルカメラとフィルムカメラを持って井の頭公園へ出かけてみた。樹々の間からこぼれた陽光が、池の水面に反射してきらきら輝く。何もかもが澄みきって見える。本当に素晴らしい一日。とにかくシャッターを切らずにいられない。いい写真が何枚も撮れる。多分この夏唯一で最高の日だろうから、存分にこの日を味わいつくしたくなる。こういう日を経験できるというのは、生きる醍醐味のひとつであるとさえ思えてしまう。とても充足した気分の一日でした。(よっち)

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9th August, Saturday 
Stormy Weather

台風のせいで東京も朝からバケツをひっくり返したような豪雨。こんな日に、わざわざよっちの写真展示を観に行ってくれた友人・和音一家に深く感謝。ホントにありがと〜。夜になってようやく雨もあがり、家に閉じ込められていたちこちゃんとよっちは、駒澤大学のカフェ「バワリーキッチン」で夕食を食べたのでした。(よっち)

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8th August, Friday 
Escape from Typhoon

ようやく梅雨が明けたと思ったらさっそく台風がやってきて、愛知県蒲郡・豊橋方面に出張していたよっちは、台風に追いつかれる前に脱出せねば、と予定を繰り上げて、新幹線が大丈夫なうちに間一髪東京に帰って来れたのでした。危なかった〜。でも京極夏彦の新刊「陰摩羅鬼の瑕」は、新幹線に乗る前の僅かな隙に、豊橋で発売日ゲットしたのであった(笑)。(よっち)

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3rd August, Sunday 
Good "Shitamachi" Tour

ようやく梅雨が明け(8月になってやっと!)、今日は久しぶりに晴れ上がりいい天気。ただ、湿気がかなりあって蒸し暑い。今年もいよいよ日本の夏がやってきたのか?ホント、湿気がなければ気温が高くてもずいぶん過ごしやすいのにね〜。

ちこちゃんと写真学校へ行き、よっちの写真の展示を観たあと、近くの上野・不忍池を散策する。実は不忍池を歩いたのは初めてかもしれない。世田谷在住のよっちにとって、上野方面って用がないとホントに来ないから。デジタルカメラとともにフィルムカメラも持ってきていたので、両方でいろいろ撮影する。蓮の葉っぱで埋め尽くされた池や(水面が見えないほど!)、ソフィテルのユニークな建物は格好の被写体。晴れた日は、写真を撮ろうというモチベーションが上がり、撮り甲斐がある。天気の良くない日(どんより曇りとか雨とか)だと、カメラを持っててもモチベーションが上がらないので、撮ってても楽しくないこともあったりする。どんなときも"気分"は大切。

調子に乗って、根津・谷中の方まで歩いていく。下町情緒の残る路地だの根津神社だの、有名な串揚げ屋「はん亭」のレトロな建物だのを撮りまわる。楽しい。この辺にはまったく馴染みがないから新鮮で面白い。

根津からまっすぐ地下鉄千代田線で表参道に抜ける。同潤会アパートの取り壊しはかなり進み、敷地は目隠しの塀で覆われていた。ちこちゃんはもうこんなに取り壊されていたとは知らず、ずいぶんショックだったようだ。前にも似たようなことを書いた(6月21日の項参照)けど、「都市の景観」に対する感覚をもっと市民レベルで磨かないと、都市というのは美しくならないものだ。やれやれ。(よっち)

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2nd August, Saturday 
Brand New PC

母親が初めてパソコンを買うことになり、機種を選ぶのを手伝いに両親とちこちゃんと4人で渋谷のビックカメラへ行く。いろいろ迷った末にシャープのメビウスノートに決まる。大変スペックが高く、光学ドライブもDVDマルチと、非常に良さげなノートである。シャープだから液晶も大変きれいだし。

しかし、今回思ったのは、いろいろなメーカーから実に多種多様なパソコンが出ているな〜、本当に明確な基準を持たない人には何を選んだらいいのか途方にくれてしまうだろうなあ、ということだった。それほどにどれも似たようなスペックと機能を持っているわけで、あとは(デスクトップがノートかが決まれば)ほんのちょっとした付加機能の差だったり筐体デザインの差だったりと、これでは確かに迷う。というよりよくわからずに途方にくれてしまうだろう。我が母親のように、デスクトップにするかノートにするかすら決めていない人もいるわけだし、売り場に来る人すべてが確固たる選択基準を持ってやって来る訳じゃないだろうし。みんな失敗はしたくないから慎重にはなるんだけど、基準がわからないから意味もなくただ慎重なだけだったりして(笑)。難しいものです。

いずれにせよ、我が母親も齢60過ぎにして初めてパソコンデビューしたのでした。夕食は、4人で下北沢のしゃれた和食屋「なかむら」で。ここは店内の雰囲気・インテリアも良く、お酒も食事もおいしいオススメのお店です。(よっち)

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